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「一刻者」同士の出会い 名人は人形だけを浮きあがらせる。舞台で僕が見えている間はまだまだ。
【文楽人形遣い】桐竹 勘十郎

父の二世桐竹勘十郎から豪快な立ち役を、師匠の三世吉田簑助からは華麗な女形を学び、男女の人形を自在にあやつり、これからの文楽の大黒柱を担う人形遣いが桐竹勘十郎。人形に命を吹き込むためには、誰かに教えを乞うとか頼るという甘えを捨てて、自分で考えて、工夫する七転八倒の苦しみの繰り返しが必要という。文楽は自分の一生を捧げるに値する芸であり、からこそ先人たちの背中を追って一生が修行というその姿に「一刻者」の神髄が見え隠れする。

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